人畜共通感染症である狂犬病。まずは人の狂犬病について理解しよう! - 猫吉さんのこそこそ話し

人畜共通感染症である狂犬病。まずは人の狂犬病について理解しよう!

 

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猫吉さんのこそこそ話し

こんばんは。
今回「猫吉さんのこそこそ話し」が自信を持ってお届けする記事は「人畜共通感染症である狂犬病。まずは人の狂犬病について理解しよう!」です。ではどうぞ!

みなさん、狂犬病はご存じですか?一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?

いま現在の日本では発症例はなく、狂犬病は過去の感染症または遠い存在の感染症という認識になっていると思います。でも海を渡った海外ではかなり身近な感染症なんです。

狂犬病は古くから恐れられてきた致死性の高い感染症です。世界中で毎年多くの人命が失われており、今の日本こそないものの過去に発生した記録があります。この危険な病気に対する正しい知識と適切な予防対策が非常に重要になるんです。今日は狂犬病の概要から予防法、日本の取り組みまで、さまざまな側面から詳しく解説していきたいと思います。

狂犬病とは

狂犬病は、狂犬病ウイルスによって引き起こされる人獣共通の感染症です。一度発症すると、ほぼ100%の確率で死に至るため、「恐ろしい病気」と呼ばれています。

症状と経過

狂犬病の主な症状には、発熱、頭痛、吐き気などの一般的な症状に加え、水を飲もうとすると筋肉の痙攣を起こす「狂犬症候群」があります。恐水症とも言われたりします。

さらに進行すると意識障害や麻痺が現れ、最終的には呼吸不全により死に至ります。

狂犬病ウイルスに感染してから発症するまでの潜伏期間は、通常20日~3カ月程度です。しかし、数日から数年に及ぶケースもあり、長期間無症状のまま経過することもあります。

感染経路

狂犬病の感染経路は、主に狂犬病ウイルスを保有する動物に咬まれることです。野生動物に加え、犬やネコなどのペットからも感染する可能性があります。また、非常にまれですが、角膜移植などの医療行為を通じた感染例も報告されています。

狂犬病ウイルスは動物の唾液に含まれているため、咬傷や引っかき傷から体内に侵入します。人から人への感染はほとんどありません。

世界における流行状況

狂犬病は世界中に広く分布しており、発展途上国を中心に毎年5万5千人以上の死者が出ています。アジアとアフリカが流行の中心地となっており、特に40%以上の感染者が15歳未満の子供だと報告されています。

一方、先進国では予防対策が進んでいるため、発生件数は減少傾向にあります。しかし、一度発症すると致死率が極めて高いため、予防対策の継続が不可欠です。

狂犬病の予防対策

狂犬病は発症後の治療法がほとんどないため、予防対策が何より重要となります。感染リスクを下げるための方法として、ワクチン接種と適切な処置が有効です。

ワクチン接種

狂犬病に対するワクチン接種は、感染予防に大きな効果があります。犬や猫など、ペットの定期的なワクチン接種が推奨されています。

また、狂犬病の流行地域へ渡航する際には、事前のワクチン接種が強く勧められます。接種時期や回数は、渡航先の感染リスクによって異なります。

動物への対応

動物に咬まれた場合は、すぐに石けんと水で傷口を十分に洗浄する必要があります。その後、速やかに医療機関を受診し、狂犬病の可能性を判断してもらいます。狂犬病の疑いがある場合は、ワクチンと免疫グロブリンの投与が行われます。

動物との接触は避け、特に海外渡航中は野生動物に絶対に近づかないようにしましょう(>_<)

適切な取り扱いと実験

狂犬病ウイルスの取り扱いには細心の注意が必要です。研究目的での取り扱いの際は、バイオセーフティーレベルの高い実験施設が求められます。

また、ウイルスに曝露した可能性がある場合は、すぐに医療機関に連絡し、適切な処置を受ける必要があります。

日本における狂犬病対策

日本は1957年以降、狂犬病の発生がなく、「狂犬病清浄国」と呼ばれています。しかし、海外からの侵入リスクは常にあるため、対策を怠ることはできません。

飼い犬の登録と予防注射

日本では、犬の所有者に対して登録と年1回の狂犬病予防注射が義務付けられています。これにより、万一の発生時にも感染拡大を防ぐことができます。

多くの自治体で集合注射が実施されており、費用は3,000円~6,000円程度です。注射済票の交付手続きも必要となります。

接種時期は4月から6月が基本とされていますよ💉

渡航時の注意点

海外渡航時は、事前のワクチン接種が推奨されています。特に狂犬病が流行している地域へ渡航する場合は、より注意が必要です。

渡航中は動物に絶対に近づかず、咬まれた際は速やかに現地の医療機関を受診することが重要です。

水際対策

日本では、犬や猫の輸入時に狂犬病予防注射証明書の提示が求められます。検疫探知犬による検査も行われ、不審な動物は一定期間の観察が義務付けられています。

これらの水際対策により、海外からの狂犬病ウイルスの侵入を防いでいます。

まとめ

狂犬病は世界的に見ても、致死率の非常に高い危険な感染症です。日本では長年にわたり発生がありませんが、海外からの侵入リスクは常に存在します。

飼い犬の登録と予防注射、海外渡航時のワクチン接種と適切な対応、そして水際対策など、さまざまな予防対策が重要となります。愛犬家の皆さんをはじめ、国民一人ひとりが狂犬病に対する正しい知識を持ち、予防に努めることが大切です。

狂犬病という恐ろしい病気に対して、引き続き注意を払い、適切な対策を講じていくことが重要です。

 

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